みなさんこんにちは。社長の増田です。
コロナの第四派の勢いがなかなか衰えず、県を越える移動に自粛が促された不自由な日常が続いています。ご近所の手前、なかなかご家族の帰省も難しく、寂しい思いをされている方もいらっしゃるのではないかと思います。
このコロナ禍では少ないと思いますが、帰省されたお子様が運転を誤り、駐車してある自分の車と接触事故をしてしまったらどうされますか?今回は、車両保険の知られざる活用法をお話ししたいと思います。
すぐ思いつくのはお子様の自動車保険での対物賠償補償です。ところが自動車保険の対物賠償補償では、親子間の事故は保険金をお支払いすることができません。仕方がないのでお子様に身銭を切ってもらいますか?それはそれで感情的なトラブルになる可能性もあるでしょう。
実はここは自分の自動車の車両保険の出番です。車両保険を使用すると、無事故割引が3等級下がり翌年からの保険料が大幅に上がる!ちょい傷なら損だ!と思う方もいらっしゃるかもしれません。ところが心配は無用です。主要保険会社の車両保険には「無過失事故の特則」という知られざる救済策が自動付帯されています。この事例の場合は、この特則が適用されるため、車両保険を使用してもノーカウント事故扱いとなり、等級にも保険料にも全く影響がありません。
本来は追突事故被害者の救済を意図して作られた特則ですが、家族の平和のためにも役に立ってくれるのではないでしょうか。