みなさんこんにちは。社長の増田です。
今回は地震保険の値上げに関するお話です。地震保険は国と保険会社が一体で地震災害に備える保険であるため、どこの保険会社で契約していただいても補償内容も保険料も同じになります。この地震保険、2014年に東北地方太平洋沖地震の予測される被害を見直した結果、保険料の引き上げが不可避と結論付けられました。ただし、不足分を一度に値上げするのは国民負担が大きいということで、三度に分けて値上げされることになりました。
一回目2017年(この時損害区分も実態に合わせて四段階に細分化されています)、二回目2019年に実施され、そして三回目が2021年1月に実施されました。この間にご自宅の火災保険の見直しをされた方は、旧契約と新契約の金額の違いにびっくりされたのではないでしょうか。
当社では、お客様の負担を少しでも軽減するために、2020年中に、満期に近いお客様の火災保険を見直し、解約→長期の再契約という形で値上げの影響を先送りいたしました。このように、お客様にとって有益な情報をお伝えし、可能ならば先もって対処し、お守りするというのも私たちの重要な職務になっています。
地震保険は2022年1月にさらに改訂されますが、今回、静岡県はほぼ据え置きですので、ほっと胸をなでおろしています。ただし、火災保険そのものは、毎年のように大規模な自然災害が多発しておりますので、2022年度の値上げは待ったなしの情勢となっております。